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細雪

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著者 谷崎潤一郎 出版社 中央公論社 発行  1983/1/10 文庫版 15 x 10.4 x 3.8 cm/936P 言わずと知れた谷崎潤一郎の代表作『細雪』です。ではありますが、果たしていったい誰が読んでいるのでしょうか。多くの人にとっては「それで?」といって通り過ぎるだけの名前のような気がします。 ずっと以前、あるアンソロジーで、この『細雪』の「蛍狩」の部分を読んだことがあります。この文庫本で言えばP600 周辺のわずか2〜3ページ分だったのですが、一読、その日本語の豊かさに圧倒され、こりゃ全部読まにゃならん、と思いました。体験していないのに懐かしい。それが谷崎潤一郎を読む始まりでした。  1000ページ読む力というより、1〜2ページをゆっくりと「体験」することの方が大事なんじゃないか、と。そこに驚きがあれば、あとは文章がその人を引っ張って行ってくれるんだと思うのです。  東京・下北沢の本屋B&Bでも、3か月にわたってこの本の読書会をする旨の知らせを最近見ました。谷崎潤一郎は、ちっとも古くなどなっていません。少しでも気になっている人、かつて挫折した人など、チャレンジしてみませんか。

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