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版画 柳本 史
文 外間隆史
発行 未明編集室
発行日 2026/2/1
この世に棲息するすべての薄明薄暮性(クレブスキュラ)たちへーー
ショパンを踊る黒猫と、遠い目をした女の子の物語。
「昨夏、この物語は本作に登場する〈小石(または小牛)〉を中心に『小石記』と題して書き始められた。その途中どうしても掻き消すことのできない声を聴き取り、呪縛されることになる。前作『銀座』に登場する〈純〉と、彼女が拾ってきた黒猫のことだ。‥
〈純〉の ”声”は結果〈野々〉を生み、黒猫の魂は〈マズ―〉へと手渡された。
ちょうどその頃ウォーキング中に聴いたショパン『マズルカ』の3/4拍子が黒猫の歩調そのものであると気づいた時点で本作の全貌が視えた。‥」