文:伊藤俊治
写真:石川直樹
発行:亜紀書房
発行日:2024/11/2
北限の秋田。先は魑魅魍魎が跋扈する未開の地‥‥。
しかし「文明」の行き止まりとされたその地こそ、日本海以北の海を挟んで、大陸や島々の人々が行き交う北方民族たちの文化ネットワークへの玄関口であった。
異国から来訪する「マレビト」が起動する文化変容。
厳寒の雪国で洗練されていく精神と美意識。
従来の枠を超えて美術/写真史を論じてきた美術史家が、故郷・秋田を歩きながら、その風土の深層へと分け入り、日本文化の底流にある異形の風景を鮮やかに現前させる。
日本のもう一つのルーツを解き明かす「裏日本史」。