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著者 のもとしゅうへい
出版 真鶴出版
発行日 2024/6/14
大学を休学し、真鶴出版のある神奈川県真鶴町に住み始めた著者。図書館や真鶴出版でのアルバイト、畑作業、近所の小動物との付き合いなど日々の暮らしを、階段の踊り場にいるような気分で平熱のまま綴るエッセイ集。
2024年、芸術総合誌『ユリイカ』による現代詩の年間新人賞に選出される。
「見知らぬ土地に生活を立ち上げようとするとき、いつも少しだけ、前向きに淋しい。一人で暮らしに向かっていくとき〈今/わたしが/ここにいる〉という静かで明るい決意にも似た感覚がある。そのような孤独が自分に言葉を書かせ、絵を描かせ、本を編ませているような気がしている。」