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著者 柳本 史
編集 外間隆史
発行 未明編集室
発行日 2024/4/18
《 いつからわたしはうとうとしてるのだろう? 》
「版画家・柳本 史は、ぬくもりとひだまりを記憶の中から拾いあつめて暮らす作家。
現実(うつつ)では時にうとうとしながら、記憶世界でのまなざしはきわめて覚醒している。
本書は、版画家が家族やどうぶつたちとの生活と並行し、スケッチするように日々彫っては刷ってきた小さな作品ばかりの114点を採集した版画集。
巻頭口絵には柳本作品を語る上で欠かせないアンティーク・フレームによって額装された作品を7点掲載。
さらに、作家のアトリエや日常風景を写真家・清水はるみが収めたスナップショットや、自身による散文一編を添えた付録および詳細な作品リストを巻末に収録。
小部数でひっそりと作品集を発行してきた柳本 史はこれまで〝知る人ぞ知る〟版画作家だったが、個展では作品が常に完売。昨年あたりからInstagramを中心にその作風が世界中に拡散され、国内外を問わずフォロワー数が6万人に達しようという勢い。こうした流れも受け、今回の版画集では作品名に英語を併記。ささやかな記憶とぬくもりの断片が、かなしみにあふれるこの世界を少しづつ温めてくれることを祈って綴じられた一冊となっている。」<未明編集室>
『雨犬』から『UTOUTO』へ。
手もとに柳本さんの作品を置きながらあちこちを眺める愉しみは、私たちにとって生き延びるために必要な習慣だと思います。