new
著者 坂口恭平
出版社 左右社
発行日 2021/10/15
絵にとって「本物そっくり」と言われることは、ほめ言葉なのか?それともけなし言葉? それほど坂口恭平の描くパステル画は、ドキッとするくらい「本物そっくり」に見えます。本物そっくり? いやいや「本物そのもの」でしょ?
これは少し言葉を変えた方がいいのかもしれません。坂口恭平は「なんとなく現実であるように見える風景」の中から「ほんとうの現実」をパステル画として取り出してきたのだ、と。だからページをめくるたび「おおっ」という驚きが止まらないのです。
とくに水の流れと、水面をたゆたう光の生命力あふれる表現。この「水と光」が全編を通じて、まるで生命そのものであるかのように私たちに迫ってきます。
昨年の『Pastel』から1年。今年は熊本だけでなく東京、尾道などの風景を加え237点のパステル画集として出版されました。