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『雜居雑感』創刊号
発行 2020年7月12日
不思議な名前の雑誌が今月創刊された。
企画・編集は弐拾dB、文・田中謙太郎。創刊号の特集は「マーケット」。
尾道水道の波打ち際にあった、戦後尾道のヤミ市時代から続いていた2つの飲食街・商店街を生きた人々の記録。
ある時期までは「尾道の恥」と呼ばれ、またある時期になるとその希少価値や生活の原初性とで多くの人を惹きつけてきた通り。
ひとつは高度経済成長下の60年代半ばに強制撤去され、もう一つは90年代の尾道駅前再開発のために立退きが決まった。
その二つのマーケットを、皆20代だという雑誌編集部の彼らが、時にまだかさぶたになりきっていない記憶を含め、みごとに血の通った場所の記憶として蘇らせている。
おそらく、その場所の記憶を足がかりにすることでしか見えてこないこれからの街の姿を見定めようとするように。
貴重な写真も多数掲載。