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SOLD OUT
著者 藤井保、瀧本幹也
出版社 グラフィック社
発行 2021/11/25
写真家・藤井保と瀧本幹也による「写真」と「言葉」の2年にわたる往復書簡集です。
一方の藤井はJR東日本の「その先の日本へ。」など広告を中心に幅広いジャンルで50年近く活躍を続け、もう一方の瀧本は広告写真を皮切りに近年は是枝裕和監督映画の映像作家として高い評価を受けています。
実はこの二人は師弟関係にあり、付き合いも長年に及ぶことから〈二人展〉の開催をギャラリーから依頼されたことをきっかけに、展示に関する話題から往復書簡を始めます。
しかし期せずしてコロナ禍に重なったことで、会期のたび重なる延期、さらには藤井保の島根への移住という内外の状況が大きく揺れ動く中、あらためてそれぞれの写真に向かう姿勢を、忖度なしのゴツゴツとした言葉と、しかしお互い相手に感応するような写真で表現していきます。
まさに〈写真〉が生まれてくる瞬間を目の当たりにしているような本です。