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著者 土田貴宏
出版社 PRINT&BUILD
発行 2021/6/1
この本は、月刊『商店建築』2011年~2019年の間に連載された国内外の気鋭のデザイナー100組へのインタビューを、著者が改めて再構成してまとめたものです。建築家の浅子佳英が、立ち上げたばかりの出版社の第1作として出版しました。
デザインが巷で話題になったことと言えば、たとえば東京オリンピックの時のエンブレム問題などがありますが、素人目からは、いったい何が正しいかよくわからなかった。まったくの「盗作」ならばもちろん問題ですが、なんだかそれだけではないような。本書でもその問題に触れた箇所があります。
デザイン業界では、とくに2000年以降さまざまな意味で「正解」がなくなり、全貌もつかみにくくなったと言われているようです。その中で世界第一線のデザイナーが、自分のデザインを社会にどう関わらせていくかということの試行錯誤を、それぞれの作品に即して語っています。その100組への取材も、元手をかけ時間をかけて丁寧に行われている印象です。
1人2ページというコンパクトにまとめられたQ&Aインタビュー集なので、私のようにデザインやデザイナーのことに無知な人間にとっても、どこからでも気軽に読めるようになっています。ましてや本職の人にとっては、仕事のヒントにもなる刺激に満ちた内容になっているのでは、と思います。