著者 伊東順子
出版社 筑摩書房(ちくま新書)
発行 2020/3/6
新書 288P
ここ数年の日本と韓国をめぐる目まぐるしい事件と急速な関係の悪化は、私たちの気持ちを重たくしています。
しかし、この本の著者・伊東順子さんは、これまでの日韓問題を論じてきた人とは一味違う書き手です。それは新聞社や政党などの組織に所属せず、個人として翻訳などの仕事に携わりながら、生活者としてソウルに長年滞在してきた視点があるからです。
ここに書かれてある等身大の韓国は「エー!」と思うほど私たちが単純に知らないことが多く(たとえば教育や兵役や市民の怒リのことなど)それは「日韓」のズレを生む大きな原因にもなっていることがわかります。
ちなみに、著者は映画『パラサイト』にも言及していますが、自身が「半地下」のアパートで暮らした体験を、別の雑誌『中くらいの友だち』でくわしく書いています。こちらの文章も合わせてお読み下さい。