著者 松下育男
発行 思潮社
発行日 2022/4/30
定年後、東京、横浜、オンラインではじめた詩の教室。2017~20年に語られた講義の記録。現在進行形。
「生きるための詩
というものがあっていいと思う
生きていくために
ただ書いている詩が
あっていいと思う
生きがいなんてない
と
感じる人が
俯いた先で書ける詩があっていいと思う」
「大切なことはたいてい手元にある。書いているその場所にすべてがある。生きていることのすべてがある。ぐっとこないで生きていられるか。ここにこうして私がいる、そのことの切なさを込めずになんの創作だろう」。