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編集 津口在五、三宅良子
発行 鞆の津ミュージアム
発行日 2021年3月
つい最近まで開催されていた福山市鞆の津ミュージアムの「私物の在処」展。この冊子はその展覧会図録として発行されたものです。
どこにでもある何でもない物、記憶のはざまに落ち込んだまま捨てるに捨てられずそのままになっている物、しかし持ち主にとっては、幾多の偶然の末いつのまにか自分の人生を支えるまでになってしまった物。
「私物の在処」展では、そのような、ある一人にとってだけひそかな価値をもつ様々な個人の持ち物を集め、展示されました。
私もこの展覧会に行ったのですが、約100個の展示物を見た帰りにわいてきた感情は「人間って決して捨てたもんじゃないゾ」という大いなる肯定感でした。
巻末には、この展覧会を企画した津口在五さんによる「私的な神をでっちあげる」という論考、そして、自分の仕事と私的なことの結びつきを書いた瀬尾夏美さんのエッセイ「押入れに続く旅」が載っています。