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著者 池田得太郎
発行 宮内書房
発行日 2022/11/20
2022年の東京文学フリマで販売され、好評を博した小説集です。
池田得太郎は1936年生まれ。1958年に中央公論新人賞に応募した「家畜小屋」が選考委員の三島由紀夫から絶賛を受け選外佳作としてデビュー。
1970年代まで商業雑誌や同人雑誌などで小説やエッセイを発表するも、それ以降は消息不明。
「本書は異端の作家、池田得太郎の数少ない作品の中から人が獣となる『変身小説』を中心に収めた。‥彼の変身小説では、決して主人公は変身しない。‥自分だけが変われないこと。それは編集するわたしにとっても他人事ではなく、傷つきやすい彼の足跡を辿ることは日々の救いともなった。読者にとってもこの作品集が少しでもそうなることを祈る。」(あとがきより)
〈目次〉
〇家畜小屋
〇鶏の脚
〇羊の島
〇泥の泉
・池田得太郎 年譜
・解説「池田得太郎の足跡」