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著者 宮脇慎太郎
出版社 サウダージブックス
発行 2022/4/30
《2015年の春から2021年の夏までの約6年間、四国の南西部を断続的に旅した。そこは透明度の高い宇和海に面し、リアス式海岸が続く美しき最果ての地。
海に山々が突き出す平地の少ない地形に人々は石を積み上げ、集落や段々畑を作ってきた。どんな場所であってもここで生きていく―時を経ても崩れない石垣は、そんな意志を無言で体現しているように思えた。》 宮脇慎太郎
宇和海を望む四国・愛媛県の南予地方。リアス式海岸の入り組んだ複雑な地形と、独自の混交的な生活文化が織りなす風景。畏怖の念すらわきおこる圧倒的な土地固有の「精神性」。
その魅力を、瀬戸内国際芸術祭公式カメラマンである気鋭の写真家・宮脇慎太郎が6年の歳月をかけて撮影した渾身の作品集です。