オレの東大物語

オレの東大物語

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著者 加藤典洋 出版社 集英社 発行 2020/9/9 この本は昨年亡くなった文芸評論家の加藤典洋さん最後の本で、自身の東大全共闘時代を語ったものです。 えっ? あの「全共闘」を?  一方で重く暗く神話化されてきたかと思えば、もう一方では各人の胸底に封印されたまま、なし崩し的に次の時代に突入していったできごと。 著者は重症の肺炎で死線をさまよった1か月の後で、あたらしい文体を死から持ち帰ってきた、と友人に語っています。いわく「へろへろの軟弱語り」。その語り口を得て初めて語られることになったあの時代。 なるほど全編「オレ」という一人称、そして「~したのさ」というカジュアルな語り口で、当時の空気も含め等身大に語られていきます。 その怒りの正当性やクソ生意気な愚行など、現代の若者にもそのまま理解できる内容になっていると思いました。 こんなに「いま」な全共闘体験というのを、もしかしたら、私ははじめて読んだかもしれません。