文学は実学である
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文学は実学である

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著者 荒川洋治 出版社 みすず書房 発行 2020/10/1 荒川洋治は今の日本でもっとも大切な文章家の1人だと、私は勝手に思っています。 それは文章が華麗であるとか、理論的な切れ味が鋭いとかいう意味ではありません。 むしろ文章の印象は、本をまったく読まない庶民のようなボソボソした語り口。その語り口で、他の人が問題にもしないようなことを独特な視点で1つひとつ取り上げていきます。 たとえば表題の「文学は実学である」。これまで実学と思われていた科学や経済学といったものがフェイクや忖度で「あやしげ」なものになる中、読む人の現実を一変させる文学の力を平熱で語ります。他にも「陽気な文章」「加藤典洋さんの文章」など、他の誰がこのような視点で書けるだろう、という文章が続きます。 仲間内の合言葉にもたれかかることを嫌う独立独歩の人。こういう人の本を読むことこそ「読書」というものではないか、なんて思ってしまいます。