SOLD OUT
文・川内有緒、写真・中川彰
出版社 三輪舎
発行 2020/6/30
あるきっかけでバングラディシュのバウルのことを知った著者は、その精神性に惹かれ、友人の写真家を誘って2週間の取材旅行に出かけます。
ある時は吟遊詩人、またある時は瞑想する修行僧というバウルには、出会うことすらできないだろうと言われた著者たち。しかしその探求心が街の人々の中にあるバウルへの憧憬の気持ちを引き出し、次々に幸運の出会いが続き、ついにはバウルの師匠筋から話を聞きだすまでに至ります。その旅行記が、7年前に出版された本でした。
今回は、それに100ページに及ぶ写真と写真家への手紙を加え、最後に若松英輔の文章が添えられています。
7年前の本が、とにかく「遠くまで往く旅」の記録だったとすれば、今回の<完全版>は、死者との対話を含む「還ってくる旅」とでもいったものを感じさせます。
この本にも出てくるタゴールの詩をやたらと読んでみたくなるような、そんな本でもあります。