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著者 豊田知世、田中輝美 他
出版社 中国山地編集舎
発行 2019/12/20
20 x 20 x 1 cm/ムック
「中国山地」という名前は、今までは「過疎」や「限界集落」などという言葉とともに語られることが多かった地域だと思います。中でも島根県はその人口流出率が高かったのですが、近年、地元の人々の努力や時代の潮流の変化などもあり、なんと、かつての過疎の中心部が、いまや人口の社会増を果たしているらしい。
この雑誌は、その中国山地のど真ん中、島根県邑南町に編集部を置き、元気な「今」、過疎になっていった「過去」、そして確かに見え始めた「未来」を探っていこうと生まれた雑誌です。
学生のインタビューあり、データに基づいた論説あり、写真入りのカフェの紹介あり、と多彩なアプローチが試みられています。A面B面と(両A面! )どちらからも開いて見ることができるという工夫もあります。
この号は「0」号で「のろし号」と名づけられています。その意気やよし。創刊号はこの夏に予定されているようですが、目が離せない雑誌になりそうです。