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著者 東 浩紀
発行所 ゲンロン
発行日 2025/12/15
ぼくたちは政治について語りすぎている。そのせいで平和から遠ざかっている。 ウクライナ、中国、ユーゴスラヴィア、ベトナム、そしてアメリカ……。戦争の記憶をめぐり、平和について考えた哲学紀行文集。ひとは政治の時代をいかに抜け出せるか。『動物化するポストモダン』の著者による、「考えないこと」からの平和論。
「本書がどのようなひとに読まれるか、率直に言ってさっぱりわからない。本書にはたいした結論もない。賢さに囚われた人々には参考にならないだろう。ただ、人間は弱くて、愚かで、非合理的で、でもだからこそ平和を求めるのだというようなことをちゃんと知っている読者が読めば、ここにはなにかのヒントがあるはずだと思う。」
【目次】
第1部 平和について
1 平和について、あるいは考えないことの問題
第2部 ウクライナのまわりで
2 悪の愚かさについて、あるいは収容所と団地の問題
3 悪の愚かさについて2、あるいは原発事故と中動態の記憶
4 ウクライナと新しい戦時下
第3部 断章
5 顔と虐殺
6 声と戦争
7 博物館の力
8 哲学とはなにか、あるいは客的― 裏方的二重体について