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著者 文:メネナ・コティン 絵:ロサナ・ファリア
出版社 サウザンブックス社
発行 2019/10/25
『くろは おうさま』はメキシコ生まれの美しい絵本。その題名どおり全編真っ黒な紙で出来ています。そこに銀色の文字、そして点字。イチゴや葉っぱなどのイラストは、透明な樹脂インクで盛り上げて描かれ、触って楽しめるようになっています。
物語は、盲目の主人公トマスが「色」を、音や匂いやさわり心地や、時には味のことばといった視覚以外の感覚でとらえていく様子を描いていきます。
たとえば「あか」では「すりむいた ひざこぞうから のぞいたときは いたい」というように。
このように素朴な言葉と触れるイラストとがあいまって、五感を使って感じ取る色の世界を伝えてくれます。
「絵本の美しさに加え、目の見えない人がどのように世界を認識しているかという想像をかき立てる作品」とは出版社主の言葉です。
日本語版のみ、オリジナル点字シート付録付き。
・ボローニャ国際児童図書展 ラガッツィ賞 受賞
・ニューヨークタイムズ・ベスト・イラスト賞 受賞