著者　澁澤龍彦・堀内誠　　編者　巖谷國士 出版社　晶文社 発行　2008/6/5 25.8 x 19 x 3 cm/249P　 　いまなお根強い人気をもつ作家・澁澤龍彦と、初期「アンアン」「ポパイ」他のADとして近年再び脚光を浴びているデザイナー（絵本作家）堀内誠一。同時代を生きたふたりの天才の交友を、パリと鎌倉を行き交った、親密で開放感あふれる書簡の数々から明らかにするビジュアル・ブック。全書簡をカラーで収録した上、編者・巖谷國士による詳細な注釈と解説を付しています。 　 こんなにも贅沢な本というのが他にあるでしょうか。それは、二人の書簡を自筆のまま読むことができるということについても言えるのですが、何よりそれは、イラストまで丁寧に添えた、こんなにも友愛に満ちた手紙のやりとりを長く続けていた二人の交友を目の当たりにできる、という贅沢さなのだと思います。 　二人を知っている人にとってはもちろんのこと、この本で二人をはじめて知る人にとっても、忘れられぬ出会いになる本だと思います。