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村上春樹の「螢」・オーウェルの「一九八四」

1,210円

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著者 森泉岳土 出版社 河出書房新社 発行 2019/12/20 この二つの作品はまったく独立した別物のはずなのに、このように漫画化されると、なんだか二つがつながっていると思ってしまうから不思議です。それは、この作者の「表情」の描き方の独特さに由来しているように思えます。「目力」という言葉がありますが、この二作品の登場人物には、この「目力」がまったく感じられないことで共通しています。そしてもしかしたら、この「表情」の描き方こそが、これらの作品に見合った表現なのかもしれないと思ってしまうのです。 どちらの原作もおもしろい。読んでから見たり、見てから読んだり。そういう往復運動から、文学の持つ多様な奥行きを感じたいものです。

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