食べることと出すこと

食べることと出すこと

残り1点

¥2,200 税込

送料についてはこちら

著者 頭木弘樹 出版社 医学書院 発行 2020/8/1 著者は『絶望名人カフカの人生論』などの著書がある人ですが、大学3年の時、難病指定の潰瘍性大腸炎を患い、以後13年間の闘病生活を余儀なくされました。 この本では、その病状のつらさや治りにくさ、そして下痢が続くことで、とてもじゃないけれど人には言えないような恥ずかしい体験をしたことまで、隠すことなく徹底的に当事者の立場から語りつくしていきます。 よくぞここまで語ることができたものだと思います。あとがきにもありますが、編集者の伴走も力になっているようです。 いろんな読み方ができそうです。 今は多くの人が孤立しやすくなっていますから、著者のとてつもない孤独感、そういうものに大いに共感する読み方もありだと思います。 また、善意で健康な人間に抜きがたくある、病気の人にはこうあってほしいという患者の物語を無意識のうちに押し付けていることも、さまざまな箇所であぶり出しにされていきます。そういう所は、多くの人が「イテテテ」と感じるしかないところかもしれません。