心的外傷と回復〈増補版〉
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心的外傷と回復〈増補版〉

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著者 ジュディス・L・ハーマン 訳者 中井久夫 出版社 みすず書房 発行 1999/11/25 21.4 x 14.8 x 3.4 cm/418P 激甚な災害や事件が起きると、今でこそ「トラウマ」や「心のケア」といったことが考慮されるようになりましたが、日本において、それは阪神・淡路大震災以降の事であり、その新しい精神科医療の課題に正面から向き合ったのが、当時、中井久夫さんをリ-ダーにする神戸大学の医療スタッフでした。 しかもその課題は、現実の震災被害者を診察しながら文献からも学ぶという同時進行にならざるを得ず、その時に彼らが最も信頼していた本が、本書だったのです。 米国におけるPTSD研究の発展の背景には、大きく二つの出来事がありました。 一つはベトナム戦争の退役軍人の精神的後遺症の問題であり、もう一つは女性解放運動の隆盛によって明らかになったレイプ被害者の精神的外傷の問題です。 戦闘における男のトラウマと、性的被害における女のトラウマが同じ症状をもたらしているということから、トラウマ研究は飛躍的発展を遂げることになりました。 本書は、米国でのトラウマ研究の一つの到達点を示す書物であり、米国では心的外傷を云々する者がまず読むように勧められる本ですが、専門家だけでなく、当事者にもよく読まれているらしい。 翻訳は中井久夫氏。彼を通してこの本が日本に紹介されることになったことの幸運を、解説で小西聖子氏は述べています。